類似に発達検査、性格検査などがある。
実施目的は学習指導や就学指導や障害者認定や就職活動などがある。
検査結果の表示の仕方のうち代表的なものが知能指数(IQ)(偏差知能指数(DIQ)含む)である。また知能偏差値(ISS)や知能年齢(MA)で表す方法や、大まかに「優」「中」などの5〜7段階に分けて知能段階点で表す方法や、最下位から何パーセントの位置にあるかをパーセンタイル(知能百分段階点)で表す方法がある。
知能検査の入手に関しては、日本心理検査協会倫理要綱で心理検査の散逸が規制されているため(入手を参照)、一般的な知能検査の本体(用紙・部品など)は、医療・教育関係者や、企業の人事担当者などの特定の相手のみに販売している。なお検査実施法(マニュアル)も同様である場合が多いが、田中ビネーなど一部の製品の検査実施法は、一般書籍扱いで書店でも販売されている。(ただし、一般向けでない書籍でも、古書店で販売されている例も見かける。)
分類
検査内容で分類すると、言語能力が大きく関係する「A式」と、言語能力があまり関係しない「B式」、その中間の「AB混合式(C式)」に分けることが可能である。
A式検査は、三段論法などの文章題が多く、社会生活面での知能を測れるが、学校教育が不十分だったり、母語が異言語だったりすると、低い結果が出る。「言語性検査」とも言う。
B式検査は、図形や数字などの理数的な問題が多く、文化的な(後天的な)特性の影響を少なくできる。もともとは外国からの移住者を対象にしたものだが、一般の学校でも広く使われている。ただし、実施時の監督者からの教示に従うために、ある程度の指示聞き取り能力は必要である。「非言語性検査」、「ノンバーバル検査」とも言う。なお、「動作性検査」とほぼ同じ意味に使われる場合も多い。
実施方法で分類すると、精密な「個別式検査」と大量測定に向く「集団式検査」に分けることが可能である。
集団式検査は「団体式検査」ともいい、学校などで大量に検査するための筆記式検査(質問紙法)である。一般の学力検査と同じ様に、教室の机で行なわれる。これで特徴的な結果がでたら個別式検査を行なって再検査する。実施時間は、学校の授業時間(45分程度)内に収まるようになっている場合が多い。校内採点専用のもの、業者での校外採点専用のもの、両方選べるものがある。費用は一人200円〜500円程度。知能指数#学力との相関も参照。検査の実物は#外部リンク3を参照。なぜかウェクスラー式という表記もあるが、ページ最下部の表記にあるとおり京大NXのなかの1ページである。
個別式検査は、被検者と検査官が一対一で相互に対話しながら検査する、手数はかかるが正確な検査である。学校場面では、集団式検査で低い数値が出たような場合に、障害発見のための診断検査として用いられる場合が多く、手間がかかるので実施対象者は少ない。対象年齢層にもよるが、積木(1〜4歳程度)・ミニチュア模型(1〜4歳程度)・カラーチップ(12歳程度)・絵カード・文字カードなどの道具を使う場合が多い。いずれも30分から90分程度を要する。日本ではビネー式(主に田中ビネー)と、ウェクスラー式(対象年齢によって3種類がある)と、K-ABCが主流である。ビネー式は、フランスのアルフレッド・ビネーとテオドール・シモンによって開発された発達遅滞児の診断法が源流であり、ルイス・マディソン・ターマンによって大きく直されたものが現在まで使われている。ウェクスラー式は、デビッド・ウェクスラーによって開発されたものであり、言語性知能(VIQ)と動作性知能(PIQ)に分かれて算出される。
就学時検査は、小学校(盲学校・聾学校・養護学校小学部)の就学時の就学時健康診断の際に行なわれる検査である。個別式と集団式のどちらに該当するか明確でないのでこの記事では分離して扱う。「就学児検査」ともいう。「知能指数#就学時健診」も参照。
結果の表示方法で分類すると、「一般知能検査」と「診断性知能検査」に分類できる。一般知能検査は、結果が一つのIQで表示され、全体的な知能を表示するものである。診断性知能検査は、結果が複数の領域別IQで表示され、個人の長所・短所が良く分かる。ただし、代表的な一般知能検査とされてきたビネー式は、最新の田中ビネーVによって領域別IQが表示できるようになったため、診断性知能検査となった。
「フリー百科事典ウィキペディア」出典
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